介護サービス計画は「ケアプラン」と呼ばれており、要介護者のニーズに合致したサービスの種類や内容を、総合的に援助できるように定めます。
介護サービス計画で設定する目標は、利用者や家族の希望に合わせて作られ、介護支援専門員(ケアマネージャー)がいる場合には、無料で介護サービス計画書を作成・修正してもらえます。
介護支援専門員が介護サービス計画の調整や管理を行うことを「ケアマネジメント」と言います。
介護計画は、介護支援専門員が作成した介護サービス計画に沿って、各サービス提供事業者が個別援助計画を基に実践していきます。
個別援助計画は、介護サービス計画で確認された「生活全般での解決すべき課題(ニーズ)」と「総合的な援助の方針」に従って作成されます。
介護計画は、個別援助計画として位置づけられ、基本的には介護サービス計画の課題と方針を共有して作成されます。
介護サービス計画 | |
概要 | 要介護者が、要介護認定の支給限度額の範囲内で、適切なサービスを利用できるように、アセスメントツールを用いて課題分析を行い、その結果に基づきサービスの種類・内容・担当者を定めた計画のこと。 |
作成者 | 介護支援専門員または利用者本人 |
過程 | ① ニーズ確定・課題分析 ② 方針を決める ③ 実施する ④ 観察する ⑤ ①から④を繰り返す |
内容 | 介護支援専門員の作成したケアプランが、利用者の生活全体を支援する計画内容であること。 |
介護計画 | |
概要 | 介護サービス計画に基づき、必要となるサービスの種類ごとに「個別援助計画」が作成され、介護職によって担当・提供されるサービスについての支援計画のこと。 |
作成者 | サービス提供事業者 |
過程 | ① アセスメント(情報収集と問題の明確化) ② 計画を立案する ③ 実施する ④ 評価する |
内容 | 生活介護や身体介護を具体的に計画する内容であること。 |
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