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介護老人保健施設(老健施設・老健)

介護老人保健施設は、老健施設あるいは老健とも呼ばれています。
介護老人保健施設とは、病院から退院した高齢者(要介護者)が自宅に戻れるようにリハビリをしながら生活するための施設(介護保健施設サービス)をする施設をいいます。

こうした医療機関に短期間入所し、看護・医療的管理下で、入浴、排せつ、食事等の介護や機能訓練、その他必要な医療サービスが受けられるという介護サービスです。 寝たきり状態など常時介護を必要とする要介護者の「生活の場」であり、様々な身体の介護や生活の援助、レクリエーションなども提供しています。

●介護老人保健施設のメリットデメリット

施設側の対応をきちんと確認する必要があります。

メリット
  • 医学管理下のケアが充実
  • 機能訓練が充実している
  • 利用料が安い
  • 入居一時金が必要ない
デメリット
  • 長期入所は難しい
  • 多床室がほとんど
  • レクリエーションなどは少ない
●介護老人保健施設の費用

介護老人保健施設の入居には、殆どの場合、初期費用の必要はなく、月額利用料が必要になります。 月額利用料は、居室の設備、世帯収入や課税状況によって差があります。

初期費用 月額費用
なし 8万〜13万円
●介護老人保健施設の入所基準

介護老人保健施設では、要介護度1以上の65歳以上の高齢者という基本条件があります。施設によって独自の入居基準を設定しているところもありますので、下記の項目を参考に詳細は施設に問い合わせましょう。

確認項目(例) 年齢、介護レベル、認知症、共同生活、収入・資産、感染症、身元引受人の有無
よくある入所基準 65歳以上、要介護1〜5、認知症は対応可、など
●介護老人保健施設のサービス

介護老人保健施設では、掃除や洗濯、買い物やレクリエーションといった生活援助系サービスはあまり提供されておらず、身体の回復を図るためのサービス中心となっています。

サービス提供者 サービス例
介護職員 入浴、食事、排泄などの身体介護
医師・看護師 医学管理下でのケア
理学療法士・作業療法士 回復期のリハビリテーション
●介護老人保健施設の設備

介護老人保健施設の設備は、入居者の要望や入居費用に応じて様々です。

  設備例
居室 多床室がほとんど、食堂、リビング、機械浴室、洗濯室など
共同生活室 機能訓練室、健康管理・相談室など
●介護老人保健施設の入居手続き

介護老人保健施設への入居申し込みは、各施設で行います。